山本亜以子 BLOG

2020.12.07

ヴィパッサナ瞑想とIAM【IAMが分からせてくれたヴィパッサナ瞑想の意味】

公安警官からIAMに転身した、千葉県在住の山本です。

今日は(今日も)役に立たない変な話です。

 

世の中には様々な瞑想法があり、座禅やベーダ哲学に根差したもの、何かと繋がる系のもの、マントラなどを唱えるものなどあります。私自身色々体験してみて、中には時間をかけて外国にまで行って指導者資格を取得してみたものもあります。

一方で、ヘンな宗教がらみのもので、危うく逃げ帰ってきたりとか困った失敗もいくつかありましたが、最終的に個人的にはもっとも真実に近いと感じたものがヴィパッサナと呼ばれる瞑想法でした。

 

ヴィパッサナ瞑想は世界中に修行場があります。日本では2か所あり、京都と、なぜか?!千葉の茂原にあります。

 

アソシエーションHPのドクター推薦のページでもおなじみの長岡先生に以前薦められ、これを体験してみたいと思ってはいたのですが、なんと10日間も外界と遮断された環境に入る必要があるとのことで、公務員時代にはどうしても休みが取れませんでした。

 

その後仕事を辞め、2年前の秋にようやくこれに参加できました。

誰とも話さず、目も合わさず、「聖なる沈黙」を守りながら1日10時間×10日間瞑想します。これはこれで隅から隅までおもしろい体験の連続で、また私のベッドの両サイドにはこれまた面白い人々が寝ており、「ヴィパッサナ瞑想体験記」だけでおかしな本が一冊できてしまいそうですが、今日は割愛します。

 

千葉のヴィパッサナ瞑想で仲良くなったイギリス人のキャロルさん

 

ヴィパッサナ瞑想はひたすら身体の感覚に集中し、ただただ観察を続ける瞑想です。

この時は自分史上最悪の食中毒の直後に参加したこともあり、最初の3日くらいはふらふらでかなり幻覚も見ました。

瞑想が終わっても、ちょっと目を閉じるだけで3Dのハイビジョン画像の世界にトリップしてしまうので、「やばい。ついに精神に異常をきたしたか」とやや不安になりましたが、その後異常な幻覚はなくなり、それなりの神秘体験も経験しつつ10日間を脱走せずに無事終えました。

 

しかし、今となって考えてみると、2年前の自分はヴィパッサナ瞑想の片鱗を見ただけで、何にも分かっていなかったんだなあとしみじみと思います。

なぜなら、あれから2年も経過した今になり、やっとその意味するところを知識と体感をもって知ることとなったからです。理由はIAMです。

 

繰り返しますが、ヴィパッサナ瞑想はひたすら身体の感覚に集中し、ただただ観察を続けます。

最初の3日間はひたすら呼吸に集中させられ、その後は全身の感覚に集中しつつ、ただただ観察します。

 

2年前の自分の10日間の沈黙と、今の60分間のそれ。全く異なると言うことができます。

IAMを施術する側として、この2年の間に色々と訓練や勉強をしたわけですが、その中で特に大変なことの一つが自分の感覚を信じることです。

 

以前の自分はヴィジョンばかりを追いかけていました。それが役に立つ場合もありますが、それだけに集中してしまうと、そこから先に進めなくなってしまいました。思考も紛れ込みやすく、これに頼ろうとすればだんだんと自分が信じられなくなってしまいます。

一方で、なんと表現するべきか、ヴィジョンを超えた、胸から来る透明な感覚には、宇宙の叡智とサポート、なにより不思議な信頼感が伴われ、これに意識を合わせれば、すぐに不思議な心地よさがそこにあったことに気が付きます。

 

その感覚でただ座っていると、果てしなく広がる透明な空間すべてに意識が染みとおっており…どこかの雲の上とか天体とかの世界そのものの圧倒的な全体感がそのまま「僕」として感じる世界に入ります。

空間に染み込むのか?空間そのものになるのか?表現が分かりませんが、

深い心地よさと煌めく沈黙の鮮やかな世界に入ると、あっという間に60分のチャイムが鳴ります。

 

IAMを受けたことのある方は、施術中~その直後に身体の内側がごろごろと動く経験をしたことがあるかと思います。

私もほんの数日前に遠隔にて、駒川先生のIAMを受けさせていただきましたが、その時だけでも例えば

 

■頭の中心部分の圧力(右方向から猛烈な風圧感)

■喉の奥(上の方)の骨の動き

■右側の眼窩の上(眉の辺りの骨)への圧力・動き

■鼻梁と頭頂部が連動しながらの圧力と動き

■右の頬骨と右の上顎の一部への連動した圧力と動き

■頭の中で透明な風がぐるぐる回る感じ

 

このようなかなりはっきりとした体感がありました。

先ほどのような瞑想が起こるようになってからは、瞑想中、あるいはその直後に正にこのような動きが起こりはじめました。鼻通りがよくなり、澄んだ空気がどんどん頭に入ってくる感じ。また頭蓋骨が蜂の巣のように穴だらけになり、何かすかすかになるような感じです。

 

こうした体感を得てみると、身体の感覚に集中することは今ここへの入口、宇宙の叡智への入口であり、だからそうした意識の使い方をしていると、IAMと同様のことが自然と起こって来るということが理屈ではなく体感としてすっと理解することができます。

 

IAMを行う時、またライオンあくびとして方々に誘導する時、クライアントさんにとって、この全身を感じながらただ今ここにあり続けるという時間にしたいと最近では意識するようになりました。

 

長くなりましたが、一言でいうと、IAMはやる側も受ける側も感覚を思い出すことが一つの鍵であり、

その入り口に立つと後は自然に起こるべき変化が起こるようだと今頃分かってきたという間の抜けた話でした。

 

 

ライオンあくび3,4,5/1DAY 佐藤あかりさんと毎月定期開催中

https://peraichi.com/landing_pages/view/pnr8

全てを見る

PAGE TOP