山本亜以子 BLOG

2023.01.10

怒りの解放と間脳活性 ~「心ここにあらず」から、「今ここ」への着地~


 

公安警官からIAMプラクティショナーに転身の山本です。

公安警官からIAM(間脳活性メソッド/ライオンあくび)に転身の山本です。

 

2022年末、施術中から怒りのエネルギーが解放され、直後にはわなわなと

「怒りがわいてきます」

と言い残し部屋を飛び出して行かれ…

 

2023年始、「見違えるよう」なお姿でお越しになったクライアントさんのご体験について、ご本人の許可の下、以下簡記させていただきます。

この業界(?)に転身して以来、前職同様 

嬉しいこともあれば死にたくなるほどショッキングな経験にも事欠きません。実にありがたいことです。

 

以下、仮称A氏は40代男性(茨城県)です。

これまで何度かご紹介させていただきましたが、

 

 

ご自身曰く「発達障害」や様々な精神的症状、そして「クンダリーニ症候群」の改善を意図してIAMに行き着いたという方です。

年始にお会いした際には「声」が変わっていたことが非常に印象的でした。

 

A氏によれば

「前回、施術中から理由もなく怒りの感情が湧いてきた。あの時は、もういきなり暴れ出したいくらいだった。」

 

「(部屋を出てから)1時間くらい休んでいると延髄のあたり(盆の窪/煩悩の窪のあたりを指さしながら)で電気みたいなのが下がった感じがあり、そうしたら楽になった。」

 

それからというもの、『今』に身体が戻って来た。」

地に足が着いた感じが戻って来た。上手く言えないが現実感が変わった。今までのフラフラした、思考が止まらない状態とは違う。」

 

「首下から降りて来る電気というか…それが増えたような感じがする。脳幹の変化というのを、今まで一番感じた日だった。

「脳幹には怒りや恐怖が溜まっていると言っていた方があったがそれが分かる。脳幹が動くと全然違う。」

 

* * *

 

この日のIAM施術でも、こちらが「おや?」と思うような、それまでとはまた一段違う感触があり、

「今までになくリラックスできました。改めて、本当に、身体の奥が緩みました。頭の緊張が取れました。これからは理屈よりも…脳幹とか、身体を信じて進んでいきたいです。」

と感想と抱負を述べて帰られ

 

ご自身の言葉で以下メッセージをまとめてくださいました。

 

 

※【注】何十回~実際には開発者駒川先生を含め27回と思慮。施術もそうですが、A氏の場合セルフケア(ライオンあくび)の熱心さが実を結んでいるのです。

 

「心ここにあらず」から、より「今ここ」への着地。

 

怒りは二次感情と言われ、その下には一次感情である不安や恐怖が眠っています。

そして、そうしたストレス反応に偏桃体が大きく影響していることも現在では広く知られるようになった感があります。

 

こうした偏桃体の機能については非常に多くの情報が出ているようですのでこちらでは割愛させていただきますが

※おすすめ参照サイト

上記サイトでもまとめられているように、偏桃体は恐怖、不安、緊張、そして怒りという感情に深く関わっているようです。

よって、パニック障害やうつ症状などにも大きく関係している脳部位と言えます。

 

I(Interbrain =間脳)A(Activation=活性)M(メソッド)の前身がBS(Brainstem=脳幹)セラピーだったことからも予測が付く通り、

脳の根幹・中心部分の分類は学説学派によって微妙に違うようで、つまりどこまでが脳幹で、どこからが大脳辺縁か等という用語や分類にこだわることには個人的にあまり意味はないと考えています。

 

そうした意味で、大脳辺縁系に分類され、側頭葉の内部(脳の中心側)から、すぐ隣の視床下部(間脳に分類)に出力している偏桃体は、IAMにおいて活性される部位に他なりません。

そして、その臓器に「そうした機能がある」ということは同時に「そうしたエネルギーがたまっている」部位でもあります。

 

A氏にはこの度、かくも顕著にその解放過程をみせてくださったという意味で非常に貴重な体験をさせていただきました。深く感謝申し上げます。

 

ちなみにA氏は寒冷暴露(コールドシャワー)実践者です。

この1月現在も2分間の水シャワーを実践しておられるとのこと。

バケツ3杯の水かぶりが限界の(今は🤣)私には眩しい先輩です。

IAM以前から「(精神的に)追いつめられる」と冬場でもバケツの水15杯くらいの(水垢離《みずごり》)を実践されていたそうであり、「最初だけです。冷たいと感じるのは。」とあっけらかんとおっしゃっておりました。むしろ、「追い詰められるとやらずにいられない感じだった。」とも。

 

実際、アイスバス・インストラクターの佐藤先生・レンス氏らによれば、インストラクターの実に半数が鬱症状の大きな改善をきっかけにその道に入った方だというお話しでした。

※アイスバス・寒冷暴露がなぜ精神症状に大きな変化をもたらすのかについてはこちら参照。

 

A氏はこの日、「水シャワーの後、脳幹がやはり震える感じがあります。脳幹が動くとすっきりします。」ともおっしゃっておりました。

 

それが何であれ、相互的に作用し

ますます本来の輝きが取り戻されていくことに越したことはありません。

 

年末年始に一段ギアの入れ替わったA氏でしたが、実は私本人もこの間奇妙な体験の経過がありました。

これについてはまた次回に触れさせていただきたいと思います。

 

お読みいただきありがとうございました🙏🌈

 

 

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