大浦慶文 BLOG

2023.03.08

ブリキの木こりはあくびができるのか?

何かを見つめるブリキ君

ライオンあくびアドバイザー 大浦慶文 です。

『オズの魔法使い』を覚えていますか?

竜巻で飛ばされたしまった女の子ドロシーが、
脳を求めるカカシと心臓を求めるブリキの木こりと
勇気を求めるライオンと旅をする、有名な
ファンタジー作品です。

 

この作品が書かれた当時のアメリカは格差が
大きく、一説によりますと、
カカシは「経済的に苦しい農民」
木こりは「失業した労働者」
ライオンは「権力に負けてしまった政治家」を
揶揄したものと言われています。

 

ブリキの木こりは錆びて、動きはギクシャクし、
口を開けることも大変。
度々油をさしてもらわなければなりませんでした。

 

なぜ、こんな話をするのかというと、
今回、ライオンあくびアドバイザーの資格の講習で、
よく言われたことが「ハートを意識する」
ことの大切さ。

 

そこで思い出したのが、
『オズの魔法使い』のブリキの木こり。

 

実はこのブリキの木こり、生まれた時は
普通の人間だったと知っていますか?
東の国の悪い魔女の呪いでバラバラにされたのです。
ブリキ屋さんに腕や足、胴体、頭を作ってもらい
動けるようになりました。

ただ、心臓を失ったために、人を愛することや、
優しさを失ってしまいました。
だからこそ、心の大切さを感じたブリキの木こりは、
心臓を求めてドロシーと一緒に旅に出たのです。

 

もしかしたら「社畜」なんて言葉がある東の国では
今でも、悪い魔女の呪いがかかっていたりして。
子供の頃より、塾や受験勉強、大人になってからも
仕事に追われて、それこそ体はバラバラ、
しかめっつらや無表情な心を無くしたような
人がたくさん。体は錆びついて、
あくびをするにもギスギス。

 

そんな私も、心をなくして、心臓を求めていた
木こりのひとり。

 

感じるよりも、理屈好き私。
最初の頃は錆びた顎みたいに、あくびをするのに
口を開けるのにギシギシしたり、
どんなふうに開けるの、これでいいのかな、
と考えてばかりで、ハートを意識するなんて
出来ませんでした。

 

それでも何度もやっていくうちに、
口を開けると背骨や骨盤などが連動して
動くようになったり、涙が流れてきたり、
感じるものがあったりと変化がありました。
まるで体のさびがとれて、隅々まで潤滑油が
いきわたるかのようです。

 

さびたブリキの木こりでも、
繰り返し行うことで、大丈夫。
あくびがスムーズにできるようになり、心がみつかります。

 

ライオンあくびで一緒に心を見つける旅に出かけませんか?

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