2022.07.14
東京港区・麻布十番で『自然療法サロンLEELA』を主催している平岡朋子です。
世界 🌎 に広がれライオンあくび 🦁 を目標に、
IAM(ライオンあくびクラス)やライオンあくび認定コースを開催しています!
《前回の記事》
https://www.iam-assoc.jp/tomokohiraoka/blog/800/
続きです。
フォローアップセミナーでペアを組んだM子ちゃんのガッチガチの腰に対して、現在の手札を切り尽くした私😂
IAMリリースの動きは数限りなくあります。
今まで習ったものだけでなく、自分で新しい動きを考えなくてはいけない。
どの動きが一番効果的にピンポイントで届くのか、、、🤔
クライアントの状態に合わせて、どのIAMリリースをどの順番でするのがベストなのか、的確な判断が出来るようになるためには、とにかく経験しかないんだよ。
まずは自分の体で試して試して、リリースする部位がなくなるまで試しまくるといいよ。
、、、駒川先生の言葉が蘇ってきます。
正直、私は比較的腰が柔らかいので、腰周辺のIAMリリースはそれほどやってなかった💦
もちろん、柔らかいからといって問題がないわけはなく、やればもっと良くなるのは分かっているのにサボっていたんです😞
もっとやり込んでおけばよかった、、、
と今更ながらに後悔、、、😞😞😢
M子ちゃんの腰の硬さと胃腸の弱さは、決して無関係ではないと思うんですよね。
胃腸の弱さというのは、例えば、体に合わない食べ物を食べると腸が動かなくなってしまい、そして、下痢(ならまだいい方で)や、嘔吐や発熱、、、ひどい時は何日も寝込むこともあります。
もう何年も色々な方法で腸にアプローチし続けていて、サプリメント、マッサージ、断食、波動療法、食事療法、筋膜ケア(IAMリリースではない)、、などなど色々と。
特に筋膜ケア(この時はIAMリリースができる前でした)は、私も一緒にいって何をされているかをガン見していたのですが、股関節は緩むものの動いてほしいところ(仙腸関節)までは刺激が届かず💦
治療院の先生も汗だくになりながら、
この体はおかしいですよ!
こんなひどい人は滅多にいませんよ!!
を連呼していたという🤣
元病院で重症患者を担当していたベテラン理学療法士の先生も手を焼いたM腰よ、、
思案している私に駒川先生が(見かねて?)、
あの、坐骨のやつやってみたら?
と助け舟を出してくれました。
そっか、坐骨か、、、
坐骨(ざこつ)
骨盤の一番下にある(骨椅子に座る時に当たる)骨
色がついているのは左の坐骨
↑ 前面
↑ 背面
ということで、早速、IAMリリースで坐骨にアプローチ✨
ここでスパーンと緊張が取れれば話は早いのですが、なかなかうまくいかないのが人体というもの。
坐骨周辺に刺激を与えながら、じっと待つ、、、
ファッシアが動き出すのを、待つ、、、
焦らずに、待つ、、、
待ちながら、観察する、、、
と、その時、M子ちゃんの恥骨からメッセージが‼️
私を緩めて✨
、、って、えええっ!
何それ〜〜!🤣
もちろん、そんな声が聞こえてきたわけはなく。
でも、なんとなーく、恥骨が動きたがっていたんですね。
それを私はキャッチした!✨✨✨
勘違いではない!はず。
恥骨(ちこつ)
骨盤の前面の一番下にある骨
色がついているのは左の恥骨
↑ 前面
↑ 背面
恥骨は坐骨を上回るデリケートゾーン。
ここにアプローチする手技はそれほど多くないでしょう。
でも、坐骨と恥骨は骨盤の一番下にあり、臓器の受け皿のようなポジションです。
しかも、恥骨は場所的に女性性のエネルギーと深い関連があり、色々な意味でリリースしておきたい箇所。
M子ちゃんの恥骨は、仙腸関節と同じくらいに固まって微振動を感じません。
(全ては微振動している)
ここに振動を取り戻さないと、先にすすまない気が、、、する。
M子ちゃんも、やるやる〜〜♪とノリノリ✨
よ〜し、次は恥骨にIAMリリース!!
次第に、M子ちゃんの体の中で今までにない新しい動きを感じ始めました。
これは、、これは、、
とっても良い感じ‼️
期待を持たないように平常心を保ちつつ、ついつい先の展開に期待してしまう私。
しばらくして、ふっとM子ちゃんの顔を見ると、なぜか苦悶の表情を浮かべています。
恥骨へのアプローチは初めてなので、ごくごく軽い圧で行っています。
しかも、圧は本人がコントロールするので、万が一強すぎてもすぐに弱めることができます。
今のところ、骨盤の中がいい感じにじわっと緩んできています。
このまま中断せずに続けたい!
大丈夫?と声をかけると、苦悶の表情を浮かべたまま、無言で顎を斜めに振るようなジェスチャーをします。
、、、。(←一瞬考えた)
ごめん、そのジェスチャーの意味が読み取れない🙏
とりあえず、続けよう🤣
《続く》
誤解なきよう補足しておきますが
IAMは体の硬い部分を緩めるための手技ではありません。
あくまでも間脳エネルギーの100%活性化が最終目標であり、IAMリリースでファッシアを緩めるのはその過程です。
むしろ、問題があるからといって、体の一部に固執するのは全体のバランスを欠く可能性があります。
なので、実際の施術では、特定の箇所に集中して繰り返しアプローチすることはありません。
今回は、セミナー中の練習ということをご理解ください。