公安警官からIAMプラクティショナーに転身の山本です。
昔、生物学者を目指して勉強ばっかりしていた20代の頃、水蒸気の一粒となった「わたし」がこのような印象の色彩鮮やかな大海
にぽとりと落ち、その瞬間に海全体が
「われ」
になるという鮮明な夢をみたことがありました。
だいぶ後になってから、明晰夢の研究をしている外国の学者が、自らの明晰夢の中で″自分の死の場面を体験したい”と意図したところ、水の一滴となった自分が大海に落ち、海全体となった体験をしたという話が語られたNHK番組をたまたま目にし、
かつて自分が見たあの時空は偏在するし、何よりも、ああした体験は命あるものにとって普遍的な体験なんだと思ったのでした。
真っ白な世界とか、太陽そのもののようなものすごい光など、「大いなるもの」に吸い込まれそうに(意識が持って行かれそうに)なり、大抵怖くなって踏ん張る、というタイプの夢はその後も何度かあ記憶しているのですが、残念ながら吸い込まれたのかどうしたのか後の記憶がなく、
全体をわれと一瞬でも知覚した鮮やかな記憶が残るものは先の大海の夢だけでした。
思えば、あの時の全体感・一体感をまた体験したい、戻りたい、還りたい、という気持ちが常にあり
それが自分を現在の道にとどまらせているような気がします。
* * * * *
先日(5/1)は新月だったためでしょうか。IAMを提供したり、自分でやったりしたいつもどおりの一日の終わりに、私は頭がおかしくなりました。
水に入る時のように、息を止めてプールに入り、その中につぶつぶが数多あり、敢えてその中の一つの人を通してのみ呼吸をする試み、みたいなことが今の私の山本さんとしての体験で、山本さん以外の人では息を止めているけど同時にプール全体でもある私としても、その全空間で呼吸もしているという多重的な偏在的なとても独特かつ自然な意識が起こり
その敢えて息を止める、に似たような感覚をやめてしまうと
他の人たち…その時はその日に出会った人々や身近な人々の姿が何人も現れましたが、
彼らに対してものすごく『自分』感がありました。見えたとか思えたとかそういう感じとは種類の違うもので、体感というか現実そのものでした。
もちろんこれはいわゆる覚醒体験、ワンネス体験と呼ばれるような、衝撃的なものとは違います。その方向性にある次元の穴に一瞬吸い込まれたくらいのものでしょう。
ただ、それは知識としてではなく、全員全体が私という感覚が特殊で実にリアルで、
あの時はその確たる特異な独特な感覚があったのに
翌朝になったら、こうして記憶を手繰ることはできても、体感が再現できない🤣
…あの感覚があのままずうっと止まらなかったら、私はもっと優しく、もっと愛情深くあれると思います。なぜなら、他者といものは存在しなくて、ある種意識の息を止めることで個を何かふんばって維持しているだけで、全体の私はそうした個々の気持ち全部を私としてリアルに感じていたからです。人間関係のあらゆる摩擦がばかばしくなる世界でした。「世界全体がしあわせにならないうちは個人のしあわせはあり得ない」という宮澤賢治の言葉どおりの世界。
ここでもう少しがんばるけど、やっぱり本当はいつでもあの世界に完全に還りたい。
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