2026.06.25

公安警官からIAMに転身の山本です。

■■■「見えないもの」を観る美術展~アンドリュー・ワイエス展 ■■■
中学の美術室の壁にかかっていた画が非常に印象的で、ずっと覚えていました。アンドリュー・ワイエスの「クリスティーナの世界」という画でした。

美術室に行く度にこの画を見ていましたが、なぜ惹かれるのかは分かりませんでした。ここに描かれているクリスティーナは実在した人物で、彼女は横たわっているのではなく、実は進行性の難病のために歩くことができなかったことから″這っていた″のだと知ったのは随分後になってからでした。
この画については″身体的には制限があっても、精神的には決してそうではない”という解説が多く見られます。同時に、ワイエスがクリスティーナを「傷ついたカモメを見るような気持ちになる」と語っていたとも言われ、自由な独立した魂を持ちながら、思い通りに飛ぶことができないもどかしさや圧倒的自由への憧憬もにじみ出ているように思えます。程度の差こそあれ、地上に生きる我々の姿そのものです。
その「アンドリュー・ワイエス展」が上野の東京都美術館で開催されていることを知り、先週末の上京のタイミングで足を運んでみました。
今回のワイエス展のシンボルとなっている上の「クリスティーナ・オルソン」という画こそ、飛びたいのに飛べないカモメを思わせる画なのですが、同時にクリスティーナの気高い精神も最大限に表現されています。風や想い、存在の本質など、目には見えないものを表現する天才であったワイエスのエッセンスが凝縮されている、非常に好きな作品です。
この「目には見えないものを観る」絵画展は7月5日まで開催中とのこと。一番見たかった「クリスティーナの世界」と「泉からの引き水」(こちらは高校の美術の教科書に掲載されており好きでした)の画は今回のコレクションには含まれていなかったのですが、とても満足感の高い美術展でした。よろしければ訪れてみてください。
■■■ 警察安全相談にいつも思うこと~IAMマスターコース第3講から ■■■
さて、この4月より進行中の今期のIAMセミナー(IAMマスターコース)も先週末の6/20にはいよいよ中間地点、第3講が開催されました。
IAM(間脳活性メソッド)がまだbsセラピー(脳幹セラピー)だった頃から欠かさず組み込まれているカリキュラムの中でも、個人的にとても印象深く、また意義深いと感じたワークがあります。それは「被害者意識」が如何に自身の力を削いでいるか、言い換えればパワーがどこかに・誰かに奪われているのかということを身体的にダイレクトに知ることができるワークです。

詳細については以前に書き留めたことがありましたのでここでは割愛させていただきますが(以下)
何かの、あるいは誰かの「せいで」、感情が乱れるような際は無意識でも必ず被害者意識が隠れています。誰かの感情に振り回されている、何かのためにこれをさせられている、という主体たる自分ではなく他者・外界のせいで、と思ったらあなたのパワーがその対象に移っているのです。結果として相手・対象がますます強くなる。
今年は令和8年ですから、私は警察をやめてもう8年にもなるのですが
どうしたわけか今でも時々クライアントさんから警察安全相談のようなご依頼を受けることがあります。ご相談いただく方々の立場や職業・性別などは様々ですが、多くの場合私が最も注意して見ているのはこの原理がどのように働いてしまっているかなのです。
例えば某B氏は仕事上のバディであったC氏との関係に悩んでおられましたが、B氏が被害者として何らかの対策を講じることをやめ、ただ静観しているとC氏が自らの歪んだ行動のために言わば自爆し、自然にB氏有利の状況となったという事例がありました。
また某D氏は覚えのないパワーハラスメントで部下E氏から組織を通して訴えられるという状況に陥りましたが、やはり被害者意識に陥ることなく淡々と在り続けたことで、組織による調査結果として「パワハラの事実なし」と判断され、むしろE氏の方が不本意な異動をやむなくされたそうでした。調べれば、E氏はあちこちの現場で同様の行為を繰り返していたことが分かったそうです。不自然な歪んだ力は、結局自分を自滅させてしまう。
自分で自分を被害者と決め、あれこれと思考し画策することは相手にとって「思う壺」なのです。飽くまで自分がさせてやってる、泳がせてやっているんだ、くらいの主体性を維持できればパワーと、そしてある種の運もきちんと自分に戻ってくるのです。
これは生きていく上で在り方の一つとして本当に大切なことで、このワークだけでも万人に知っていただきたいといつも思います。主体はいつもあなたにあるのです。
■■■ ヴォイニッチ手稿「蝶形骨」を身体で理解。抗うつ剤の断薬成功体験談 ■■■
開業した年(2018年)に参加した10日間のヴィパッサナ瞑想リトリートにて、私の隣のベッドで寝ていたお姫様のお話を以前にご紹介させていただきました。
その彼女(以下A氏)が、今期のIAMセミナーにお申込みいただいた旨お聞きした際は率直に驚きましたが、当初から身体感覚の観察力に非常に長けた方であったことを思えば腑に落ちるところもあったのでした。
そんなA氏をIAMを受けるだけにとどまらず、当セミナーにまで足を運ばせた動機とは鬱症状からのリカバリーだったとのこと。
以下、「抗うつ剤をやめられずに苦しんでいる人の助けになるかもしれない」と、A氏がシェアくださった内容をご本人のご了解を得て掲載させていただきます。
なお、これは一個人の体験談であり、医師の指導なく断薬することを推奨するものではないことを、あらかじめ申し添えさせていただきます。
この春2月頃から精神科通院を始め、抗うつ剤の服用が始まったというA氏。そんな頃、「ふらりと」再びIAMを受けた際に何か感じるものがあったとのこと。いきなり今回のIAMセミナーに申し込みしてしまったのだと言います。

4月にセミナーが始まった際、懇親会の席で抗うつ剤がかなり身体に負担をかけている旨指摘されたことなどから少しずつ意識的に薬の量を減らし始め

5月中旬、ライオンあくびクラス1・2をモニター受講した際、特にクラス2のカリキュラムである目のエクササイズをじっくり行ったことで、普段の自分の顎がいかに固まっているか自覚できるようになったそうです。更にオンラインサロンにも参加し、ライオンあくびにしっかりと取り組めるようになったとのこと。
5月下旬には抗うつ剤を飲むことにいよいよ「違和感」を感じ始め、これをやめたそうです。
その際、「こめかみから頬にかけて常にネジで締め付けられ続けているような」強い離脱症状(中断症状/めまい・浮遊感・頭痛など)が出たとのことでしたが
正面あくびの要領で、脱力して口を大きく開くと、ほぐれて楽になったとのこと。時間の経過と共にまた締め付けが始まり、その度にまた口を大きく開く、というのを一日中繰り返していたそうです。
電車の中でも、歩いてる時でも、「隙を見つけては口を開いていた」そう。

すると10日もしないうちに強い離脱症状から抜けたそうです。

口頭でもお話くださいましたが、正にあくびで乗り切った感があったとのこと。その″乗り切った実感″を得た日のセルフケアでは、恍惚感も発生し、終了後には視界が開け、本当にはっきりと見えるようになったそうです。

上のLineでも書いてくださっている「頭部の上半分の骨組みが組み変わったような感触」というのは実に言い得て妙だと思います。IAMは言わば蝶形骨を開放する手法です。薬の影響で生理的に繰り返されていたその強いロックが開放されるということは、頭蓋全体も開放されることを意味します。
以前に世紀の奇書「ヴォイニッチ手稿」について投稿した際
その中で蝶形骨を「創っている」エッセンスたる植物に言及させていただきました。

「太古からの全ての智識と知恵の保持者」である「トート」はこのように説明していました。

蝶形骨が整っていれば、身体の全てが整う。
A氏は正に理論ではなく身体でそれを理解されたのだと思います。

睡眠の質に関しても、寝落ちという「私にとっては大変珍しいことが最近何度かあり、良い変化を感じています。」とのこと。
当初、マスターコース終了時(全6回)までに断薬できたら、などと考えておられたとのことでしたが、半分以下の時間で達成してしまわれました。
なお、駒川先生がご著作の中でも強く警告しておられるとおり、現代人のミネラル不足は深刻の域です。A氏もミネラルサプリ(希望の命水)を併用していることも申し添えさせていただきます(希望の命水について)。
それにしても、A氏が実に冷静にご自身を観察しておられることに感心すると共に、20代のご経験が今にしっかりと生かされ、パワーアップしておられることに感動してしまいました。
A氏は今回のセミナーチームの中でも主役中の主役のような存在感を放っておられます。人生の大きな転換期を目撃させていただいているようで、その意味でも貴重なシェアに心より感謝申し上げます。
A氏の、そして我々それぞれの意識の旅路が更に開かれてゆきますように。

ここまでお読みいただきありがとうございました。
イン・ラケッシュ🙏🌏
P.S 7月以降の上京日のお知らせなど
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※2020年開催のIAMご紹介セミナー用に作成したスライドより。全国のBSセラピー(IAMの前身)・ライオンあくび実践者からIAM本部へ寄せられた報告をまとめたものです。